会社で働く場合には大事なマナーがあります。
そのうちいくつかを、順を追ってお話したいと思います。
勤務開始の日の身だしなみ
あなたにとって初めての職場です。初めて会う人ばかりだと思います。何と言っても第一印象は大事です。過度なアクセサリーや香水は避けた方が無難です。服装はスーツかジャケット着用等、やや固めのものにしましょう。あなたの個性は尊重されるべきだとは思いますが、会社の雰囲気が分からないうちですから、その後に周りの同僚の身だしなみや会社の雰囲気、あるいは来客の様子等を見ながら徐々に溶け込んでいきましょう。判断のポイントは「職場で働くのにふさわしい清潔感」があるかどうかです。
挨拶
会社へは仕事をしに行っているのだから仕事さえ済ませばそれで良い、という訳ではありませんね。朝の「おはようございます」の挨拶に始まって、帰りの「お先に失礼いたします」、さらには昼食交替時の挨拶など、あなたの一声で気持ち良く働ける雰囲気が漂います。会社によっては挨拶に無頓着なところもあるかもしれませんが、あなたは後からその職場に入っているのです。自分の名前を覚えてもらうためにも、自分だけが挨拶の声かけをしてもいいというくらいの気持ちで張り切ってみましょう。周りの人のあなたを見る目がきっと好意に満ちてくるでしょう。
時間を守る
どのような会社も始業時刻と終業時刻が定められていると思います。特に、定められた始業時刻を守ること、遅刻をしないことが自分を信頼してもらう第一歩です。 同様に、昼食休憩時間がルーズなのも好ましくありません。あなたの仕事全般がルーズと見られる可能性があります。
言葉づかい
両親や兄弟姉妹と話すとき、友達と話すとき、あるいは同窓会で恩師と話すとき等、それぞれの場合で話す言葉づかいは違います。その中で最も難しいのは仕事の上での言葉づかいでしょう。会社では上司・同僚、あるいは仕事の相手先等、さまざまな言葉の使い方が求められます。日本語の敬語には尊敬語(相手をうやまう言い方)謙譲語(自分をへりくだる言い方)丁寧語(丁寧に言う言い方)の3つがあり、とてもデリケートな言葉だと思います。でも難しいなんて尻込みしないでください。要は相手の気持ちになって話をすることです。「自分が他の人からこう言われたらどう思うか。」それを察することで全ての解決の糸口が見つかるでしょう。
また、先方の話を良く聞くというのも大事なことです。先方の話の合い間に適度な相槌を打つのは会話の潤滑油として大変有効です。でも残念ながらその相槌が「はい」でなく、「うん」になっている人が多くみられます。自分ではなかなか気がつかないかもしれません。そこで一つアドバイス!仲の良い友達に確認してみてはいかがですか。
ドアが閉まっている部屋に入るとき
応接室や会議室等でドアが閉まっている部屋に入るときには、どのような場合も、必ずノックして「失礼します」と声をかけてから入ります。中では大事なお客様と込み入った話をしている人がいるかもしれません。そんなときにいきなりドアが開いて他の人が入って来たら・・・と考えれば分かりますね。
来客中の人に緊急の用事を取り次ぐとき
仕事をしている中には、来客中の人に対して緊急の案件でやむをえず声をかけるということもあるでしょう。その際は、用件を決して口には出さず、必ずメモにして手渡すようにしましょう。大事な用件やお客様の名前を他のお客様に聞かれることを避けるのは勿論ですが、そのお客様がその用件と利害関係者だったらもっと大変です。
電話を取り次ぐとき、あるいは電話中に隣の人に確認するとき
会社の電話がビジネスフォンであれば、必ず保留ボタンを押しましょう。手で受話器を押さえて呼びかけるのは避けましょう。どんなに強く押さえても声は洩れて先方に伝わります。これは電話の取次ぎだけでなく、自分が電話中に中断して、隣の人に確認したり調べ物をしたり、というときも同様です。勿論、調べ物が長くなるときには折り返し電話がマナーです。
機密保持について
最近、コンプライアンスや情報セキュリティ、あるいは個人情報保護といった言葉を多く耳にするようになりました。具体的な内容については、実際に就労していただくときに研修でお話いたしますが、基本的なことは、「会社で知った情報は社外に持ち出さない」、「社外では(たとえ家庭であっても)口にしない」、そして更に大事なことは「情報を守り通すという姿勢が、その会社を退職した後も続く」ということです。覚えておいてくださいね。
マナーとルール
ルールの例では、東京都の一部の区では「道路歩行中に喫煙をすると罰金」というのがあります。一方、マナーでは「混雑しているところでは歩行中の喫煙は危険であり避けましょう」というのがあります。一般的に、ルールは定められたことであり厳しいというのが通常の感覚でしょうが、上記の例では「定められていない区であっても路上では喫煙をしない」ということですから、マナーの方がもっと厳しいとも言えます。自分で自分を律するということがいかに大事かということですね。
私用電話
会社の電話を使っての私用電話は見苦しいですね。「自分からは慎む。私用電話がかかってきたら後で折り返す。」等の気遣いが必要です。また仕事中に個人の携帯電話が鳴るのも困りますね。必ずマナーモードに切り替えておきましょう。
いかがでしたか?「こんな当たり前のことをいまさら?」でしょうか?それとも、「会社で働くなんてこんなに堅苦しいの?」でしょうか?「気持ちよく働くと、仕事がスムーズにいく。仕事がスムーズにいくと、また気持ちよく働ける。」この好循環のためです。つまり気持ちよく働くためのことです。そう思うと楽しいことだと思います。レッツトライ! 




